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15周年企画 エアロノーツのひみつ Vol.3【最終回】
◆◆◆ 松下隆也氏(ex.Huppy Under River、ex.Limited Express(has gone)、現bloom field)からのメッセージ


【物件名】エアロノーツ
【築15年】鉄筋/耐震対策万全でブレません
【交通】 とっても身近です
【エアコン】 暖房のみで熱いです
【心の駐車場】 有ります
【その他】 オートロックンロール完備
【備考】 築年数は経ってますが、まだまだ新築には負けない建物となっております
     一度観に来てもらえると魅力がわかります

こんなんでどや?





2005年11月
、aeronautsは誰にも呼ばれてないのに大都会東京に活動拠点を移動しました。

引越しは森川くんが当時働いてた会社から4トントラックと運転手の方(なんとかさん)(訳注:山本さん)を拝借して粛々と行われました。トラックが一人一人の家をまわって荷物を搬入していったのですが、やっぱりというか案の定荷造りが全然終わっていない池ポン宅の時が一番時間かかりました、想定内ですね。

上京したころいきなりツアーに出たんですよね。ツアーといえば、2nd album「RIDE」の時のツアーが印象に残っています。南は九州鹿児島から北は北海道札幌まで、日本各地を点々とまわるaero史上最大のツアー、ドサまわりでした。
バンドがツアーに回りだすのに慣れてくると、ライブ以外の楽しみに気づきます。その一番はやっぱり食べ物ですね、そーですね。普通の人なら旅行する時には真っ先に求めるもの、それが食事です。昔大学生のころ中国の北京に行ったんですが(北京原人も、いや池ポンも一緒)、そこでオレらが入った店が悪かったのか90%の確立で食事が最高に不味く、旅行のテンションだだ下がり、二度と北京なんかに来るかー!アホー!という苦い経験などもあったので、食事は本当にツアーの出来不出来を左右するのだ!と言っても過言ではないくらいなのです。そのあたり、情報収集、処理能力はやっぱりリーダー森川くんの実力がハンパなく発揮されます。あとの3人はぞろぞろと彼の後ろをついてまわるだけですね。ここうまい店らしいで?的に。
鹿児島の豚もうまかったし熊本では馬のタテガミも最高だったし博多のモツ鍋もあにいわんや、四国香川のうどんは別の食べ物かと思うほどだし仙台ではマグロのド頭はほじくりまくったし、本当にライブをしに行ったのかとこれを書いてて思うほど食いしん坊ツアーでした。





でももう一つ、普通の人達とは違うところがあります。さーて、どーこーだ?
はい、正解!そうです、ぜーんぶ車で移動なのです。これが案外きついんですね。特に思い出深いのが仙台からの札幌の行程です。年表の方にもその時のアクシデントが書いてありますが、ちょうど仙台でライブあった日に台風直撃、予定ではフェリーで北海道入りということでフェリー乗り場までいったのですが「The 欠航」的な感じで窓口のシャッターが完全に閉じてました。それなら青森まで行ってフェリー乗るか?ということでバカ4人組は走り出した(台風も北上するのに)んですが、どしゃ降りもどっしゃブリ、東北高速道路も途中で通行止め、下道を法定速度無視しまくりでなぜか山道も突っ走りつつ3時間以上かけて真夜中青森港に着いて海をのぞんだら、なまらでっかい波がザパーン!ドバーーーーーーーン!
・・・マンガですねもう。その日は打ちひしがれてカプセルイン。次の日車を青森に置き去りにして電車で札幌に入りましたとさ。(オレはこの時まで知らなかったんだけど、青函トンネルは電車だけなのね?
とにかく車移動は何かとアクシデントがつきものなのですがaeronautsはけっこう順調な方ですよこれでも。たまには朝方のすげーキレイな風景とかにも遭遇するし、富士山はいつ見ても雄大だし、パンクも事故もガス欠もないし。本当に神様ありがとうございます。オレの大好きな人達をいつも守ってくれて。





そのツアーも終わって帰る家が東京ってことで、まだその感覚に慣れてないオレらはちょっと戸惑いました。しかもオレと池ポンは同居してたんですねー。けっこう、いやかなり面白かったですよ、前にコラムにもエピソード書いたりしたけど。小さいネタでは、なぜか池ポンが中華鍋を買ってきたのにはウケました、まだ他にないものたくさんあるのに。

ギャグみたいな生活をしている中で(もう31才は越えている)、音楽活動もちゃんとしてました。当たり前だけど。そこでけっこう早い段階でwash?に出会ったんですね。

怖そうな人達ですよね、初見の段階では。
だって長髪に坊主にゴリラに巨漢にって4拍子そろってますよね。しかもあんなにでかい音出しやがって。いやお出しになって。オレら的には、転校してきたらその学校の番長になんかわからんけど気に入られて「はぁ、よろしくっす」みたいな感じだったんすかね。こんなこと言うと怒られそうだけど。
そして「猿犬(Enken)」っていうイベントを立ち上げたわけなんですね。もう12回くらいやってます。
その途中で沖縄ツアーもありました。浦添のライブハウスのオリオンビールを全部飲み干してやりました。個人的にはやっぱり上京してきてすぐにあったwash?のワンマンライブでしょうか?東京が大雪の日でしたね。あのライブは圧巻でした。今はもっと良いけどね?





2年くらい前でしょうか?なんか様子が変だなーと思ってたら池ポンが神妙な顔してバンドを辞めたいって言い出した。
オレら4人は長いこと一緒に居過ぎてお互いに対して寛容になってた部分もあるし冷めてた部分もあった。だから池ポンがそう言い出した時は誰もとめることができなかった。今思うと本当に情けない。

そしてその時点でaeronautsは解散だったんです。「それなら止めようか」って。

それで解散の件を、前述のwash?の奥村大氏に報告に行った時。彼は下北沢440で弾き語りライブの日。ライブも終わった後オレはかけつけたら、そこにはいるはずのない池ポンが先に来てた。しかも奥村大に説教されてた。
「お前、なんでお前が一番カッコイイことやめるんだよ?普段の生活でカッコイイことなんて一つもないくせに」
って意味のことをガーガー言ってたような気がします。それはそのままオレにも一つの弾丸となって胸に刺さりました。小学生のころ好きだった漫画に「硬派銀次郎」(著・本宮ひろし)ってのがあって、その中のセリフで「男はいつもは泥みたいな色でもいいんだよ、いざって時に黄金色になればな」っていう北方謙三ばりのヤバイセリフがあってオレはそのセリフが今でも大好きで。奥村大の言葉はオレのその感情にリンクしたんだろーな、伝わりにくいかもしれないけど。バカにされるかもしれないけど、男って結局そういうことなんだと思います。言葉には何もできないけど、その想いだけは伝えたいみたいな。オレらは結局カッコイイと思うことに全精力をそそいでいるんだよね、かっこ悪いと思うことは絶対したくない。だから未だに「27才くらいだと思いました!」とかしょーもないことを言われたりするんでしょうけど。でもその時池ポンが辞めたいって言った気持ちも分からなくもなかったり。それぐらい一緒にいたから。だからこそ奥村大の言葉はオレ自身を責めてるようでもあって、それ故に心に深く突き刺さったんだろーなぁ。
あ、あと同じくらい大好きなセリフで漫画「スラムダンク」の中で主人公・桜木花道が言った「オヤジの全盛期はいつなんだよ?全日本の時か?・・・・・・オレの全盛期は今なんだよ」ってのがあります。これ書いてるだけで涙が出てきそう。これはいつでも全盛期のつもりでやれよ!ってことですね。ホントどちらも素晴らしいセリフです。ちなみに個人的には漫画版「AKIRA」が大好きです。かーねだぁあああーーーーーっ!!(by テツオ)









どーでもいい話になりましたね。でもまあ奥村大に説教された池ポンがその2秒後に「んじゃあ、やっぱりバンドやるわ!」って言った時はその場にいたオレと森川クンは吉本新喜劇ばりにコケました。
その後、その話を聞いた北出は「どないやねーん?!!」と憤慨したのは言うまでもありません。

そして「Ready Made」「Hello World」とリリースしました。「FUNKENSTEIN」のPV撮影は首都高で歌いながらガンガンマジ運転させられました。あの時は相当テンションあがってスピード出まくりましたね。「Ready Made」の中に「in bloom」という曲があるんですが、最後の歌詞で「I don’t wanna die!」って連呼するところがあるんですが、この時分死にたくねー!と真剣に思ってたみたいですね。






とまあ、ここまでaeronautsの歩みを長々と思い出し書いてきたんですが、もーう十分でしょ?!!

もともと思い出づくりとか「〜が楽しかったです!」とか何かに関して意味づけるのが大嫌いなオレにここまで書かせたらさー。
aeronautsは終わったわけでは当然ないし、終わるつもりも毛頭ないし。
ずっと続けばいいーじゃん。やめたくなったらやめるし。誰に指図もされないし。
オレはこのaeronautsの物語をここで美しく完結させる気は全然ない、っていうかさせてはいけないんだ。面倒くさいわけじゃないぞ!!なぜならオレらの歩く道はまだまだ先が長いから。そりゃ確かにいろんな素晴らしい人達に出会ったしヒドイやつにも出会ったし、本当に全てのことに感謝してる。だから最後に言うことは「今まで本当にありがとう。そしてこれからもずっとオレらを愛してください」ってこと。


だから


2011.3.4 (Fri)


下北沢club251のaeronauts15周年記念、愛と魂のみのワンマンライブに集結せよ!!




待ってるぜーーー





少しの間ですが駄文におつきあい頂き、本当にありがとうございます
このコラムを読んでくれた人、全てにご多幸あることを祈って。。。

Text by Gendai
校正 by Morikawa


◆◆◆ 寄稿(奥村大氏からのメッセージ)

どうもwash?のオクムラです

友人から唐突に「なんかコメントくれや」と飲み屋で言われた
酔っぱらっていた俺は「もちろん」と二つ返事で引き受けた

当然のようにすっかり忘れてた二日酔いの翌日
と言う訳でコメントよろしく
と念押しのメールが来た



俺は困っている

aeronautsの何について書けばいいんだ?
ワンマン?リリース?それともバンドそのもの?
その情報すら持っていない

でもまあいいか
そこも含めてのオーダーなのだろう
迎え酒がわりに書き始めてみる
わはははは



mylife-Asdogを聴いたのは偶然だった
ライブバージョンだったその音に触れた時のことを俺は忘れない

やった 見つけた  俺たちと全く同じ匂い
すごく興奮したのを思い出す

素晴らしい音楽
そんなものはただの大前提
誰にだってできる
きちんと音楽と向き合って命を張りさえすればね

そこに鳴っていたのはそれ以上の

根拠などまるでない圧倒的な自信
そして
この世界の流れと寄り添いながらも決して近づかないへんてこな距離感

奴ら孤独なくせに突き抜けていた


勝手に世界を相手に孤軍奮闘気分だった俺は目を覚まさせられた

奴らにあって俺にないもの
沢山あるけど
それらをひとまとめにして無理矢理にでも言葉にすれば
陳腐だがそれは
自由
みたいな感触

それにやられた


すぐに南波に聴かせて
ふたりでココロの底から腹を立てた

大抵の男は自分たち以外のかっこいいものにはムカつくもんだ

あんまり悔しいから友達になり
自分たちのイベントに呼んだ
やっぱり素晴らしくてムカついた

内緒でチケット買って何本もライブを観に行った
世の中がひっくり返るようなライブをやったと思えば
金返せ!と胸ぐら掴みたくなるようなライブもあった
その当たり外れの波の大きさも最高で腹が立った


何本ライブ見ても本当にムカつくから
一緒にイベント 猿犬 ENKEN を立ち上げてみれば
猿犬の時は毎回信じられないようなライブぶちかましてくるし

いつまでたっても奴らにしかできないぶっ飛んだ曲しかつくらない(SUNSETとかHello WorldとかThank U Soldierとかまだまだいっぱい)

腹の虫が一向に収まらないまま
今に至る


aeronauts先輩
結成15周年おめでとうございます
これからもよろしくお願いします
ムカつくんじゃお前ら!


世界で一番のaeronautsファンより
| 管理人さん | 23:52 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
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Comment
毎回ブログ楽しみにしてました~。
今週末はライブを楽しみにしてますよ(^o^)
Posted by: カレン | at: 2011/03/01 8:24 PM







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